今は「Midnight Zoo」と「きみのもしもし」を掲載中
by hello_ken1
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きみのもしもし #32

もしもしときみからのメールが届く。
年の瀬もいつものように変わりなく。
ただ、ケイタイで撮った写真が添えられている。
ぼくも何かかえさなくっちゃね。

もしもしときみの声が左手から聞こえる。
ケイタイを左の耳に当てるんだぁ、きみが不思議そうに尋ねてきたのを思いだす。
仕事の癖かな、
今はオフだよ、
他愛もないやり取りも懐かしい。

また一年が経ち、また一年が始まろうとしている。
ケイタイの向こうに見えるきみの笑顔ときみの優しさ。
きみから今年もたくさんのものをもらったけど、ぼくは何かきみの役にたったのかな。

受けとってくれるあなたがいたから。
きみからの今年最後のメールの言葉。
それはほんとはぼくが言うべき言葉のはず。

うん、また来年ね。
うん、また来年も。

新しい年がそこまで来ている。
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by hello_ken1 | 2007-12-30 22:00 | きみのもしもし

きみのもしもし #31

 何が足りないのだろう
 何で満ちあふれているのだろう
ーもしもし、きみは何をしたいの
ーもしもし、あなたは何を期待してるの
 今年も街はクリスマスのイルミネーションに包まれている
ーねぇ、
ーうん、
 部屋に灯したキャンドルがきみの瞳に映る
ーもしもし、今どこにいるの
ーもしもし、ここにいるよ
ーほんとかな
ーほんとだよ
 きみの瞳のキャンドルが揺れている
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by hello_ken1 | 2007-12-23 21:34 | きみのもしもし

きみのもしもし #30

 寝ても寝ても寝たりない。
 枕元のケイタイがブルーの点滅で、きみからのメールを知らせている。
「もしもし、そろそろ起きないのかな」
 朝届いたメール。
「もーしもーし、お腹すいたよぉ」
 たぶん、昼時に届いたメール。
 ケータイを手元に引き寄せ、メールを起動する。
「生きてますか、もっしもっし、もう夕方だよ」
 日没の早いこの季節、確かにもう窓の外も暗い。
ーまいったなぁ、今日も終わりか。
 もう1通、きみからのメールが届いていた。
「深夜になったら、あのお店で会おうよ」
ー了解。
 布団を肩まで引き上げると、ぼくはまた眠りについた。
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by hello_ken1 | 2007-12-15 17:34 | きみのもしもし

きみのもしもし #29

「もしもし、ご機嫌いかが」ときみからメールが届いた。
 時間は午前三時、まさに丑三つ時のまんなかだ。
「ねぇねぇ、」とメールなのに話し言葉が続いている。
 だいたいこんな時間のメールなんだから素面じゃないんだろうな、師走だし、忘年会の帰りかな。
「みかん、2個もってきちゃった」
 メールに添付されている写真は、きみの左手と色鮮やかなオレンジ色のみかん。
「1個きみにあげるね」
 写っていないもう1個はきみのポッケの中なんだね。
「風邪なぞ召しませぬように」
 文末のかわいい笑顔マークがぼくの笑顔を誘う。
ーありがとう。わかったから、気をつけて帰るんだよ。
 そんな返信を打とうとしたら、深夜の部屋にきみからの着信音が鳴り響く。
 やっぱり丑三つ時だ。ぼくは思わずケイタイを落としそうになった。
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by hello_ken1 | 2007-12-11 14:54 | きみのもしもし

きみのもしもし #28

「もしもし、まだでてこれないの」と、きみからの留守電が入っていた。
 確かにこのところ残業続きで、きみの遊び相手もしてあげられない。

ー邪魔すんなよ 邪魔すんなよ Baby この愛は変わらない
ー邪魔すんなよ 電話すんなよ Baby おまえが好きさ

 誰かの歌詞にあったっけ。
 おまえに会う時間を作るためにがんばってるんだと。

「もしもし」と、とりあえずメールを入れておこう。
「わかってるよ」と、きみからの返信を期待して。

(from プライベート by 忌野清志郎)
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by hello_ken1 | 2007-12-01 15:12 | きみのもしもし